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2009年 01月 21日
我が家に10年以上前から住んでいるマイキーちゃん。 麦わら帽子を被り、釣竿を持って階段の踊り場に立っています、 ボーとして階段を上がってくると、人の気配にドキッとします。 等身大の人形って存在感あります。 ヨーロッパの古いマネキン人形。 「ベルナール・フォコン」って写真家、知ってますか? ![]() ベルナール・フォコンは1970年代中頃から80年頃の間、 古いマネキン人形を使い彼独特の写真世界を構築した写真家です。 創造は1年のうちの10日間である。 あとは無為と流れる時の眩暈が行き交うばかり。 創造だけが時間の隙間を埋める。 ものの持つ反抗心とその形成の遅い歩みの他には、 創造だけが唯一幸福な現在(トキ)なのだ。 マネキン人形を約15体、3~4人の子供、 そして僕の小さなジープにアクセサリーを山ほど積み上げ、 墓地に踏み入り、浜辺を駆け、 母の管理する森の寄宿舎の大寝室へ躍り込んだ、 この酩酊は世界の発見の間中続いた、 僕の夢と喜びに応じて物の秩序を変え得るということ・・・ 思い出は海の香りを放つ、そして魔法のように行為が即座に思考に従う時、 思い出はこの初期の体験のすばらしい成功の上を青と白の帆をあげて滑っていく。 ぼくは写真とマネキン人形を同時に発見した。 魔法の方程式を解く予感、つまりリュベロンという場所、 正方形、色、子供のマネキン人形、そしてこの特異な現実の抽象こそが、 写真なのだ。 ベルナール・フォコン写真集「飛ぶ紙」より・・・ ![]() フォコンの写真展は日本で開催され、もちろん僕も観にに行きましたよ、 会場には撮影に使われたマネキンも展示されていました。 人形を作り、写真を撮る者として見逃すわけにはいかない展示でした、 写真はもちろん魅力的なのですが、マネキンにも魅了されてしまいました。 ![]() 我が家に居るマイキーちゃんはフォコンが使ったマネキンではありませんが、 同じ時代に作られた人形だと思います、 ヘッドはワックス(蝋)で出来ていて、頭髪は植毛してあります。 ボディーは布が張ってあり、ウエストは動くようになっています。 職人さんの手作りって臭いがするマネキンですね! ![]() 等身大の関節人形・・・マネキンから始まったのかな? ビスクドールにも子どもの等身大のものがありましたね、 一度見たことがあります、手足は木で出来ていました。 フォコンの写真集は絶版になっています、 E・トレヴィルさんで復刊させないかな~・・・ 機会があればぜひご覧になってください。 ![]() ![]() ベルナール・フォコン写真集「飛ぶ紙」1986年、PARCO出版局
by pygmaliondoll
| 2009-01-21 01:27
| 人形回想録
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