2009年 01月 17日
人形と人形写真は別もの・・・ 苦労して時間をかけてやっと仕上がった人形。 そんな人形、特に良くできた時など人に見てもらいたいですよね。 でも人形をいつも持ち歩くわけにもいかないし・・・ 人形の写真を携帯の待ち受けにしたり、アルバムに入れて友人に見せたり、 ニヤニヤして楽しんだり、(笑)経験あるのでは? カメラの進歩は急速に進み、今やデジタルがあたりまえの時代になりました。 露出、ピント合わせは自動(オートフォーカス)、そして手ぶれ補正、 携帯にも高性能のカメラが付いて、いまや写真撮影で失敗のない時代です。 僕が写真を勉強していた頃はフィルムを現像したら、まったく写っていないとか、 ピンボケ、なんてことがよくありました。 カメラの性能が良くなったことで、誰でもシャーターを押すだけで良い写真を 撮れる確立は高くなったと言えます。 後は感性ですね! 人形を綺麗に可愛く撮って欲しいと思うのでしょうが、 カメラのレンズは肉眼と違って正直、時には人形の欠点も映し出してしまいます。 ピグマリオンのHPにメンバーの完成した人形を紹介する「0月の人形」があります。 布バックでのポートレートでシンプルな写真です。 ある意味シンプルなポートレート写真は人形そのものが勝負になりますので 厳しくもあります、 初めて作った人形、やはりアップには耐えられなかったりしますものね。 人形と写真で遊べる世界もあります。 「Ecole ~エコール~」 ルシール・アザリロヴィック監督・脚本の映画「Ecole」の公開に合わせて、 配給会社の企画で持ち込まれた仕事でした。 人形を陽月さん、衣装をアニエス・べーが担当して、映画「エコール」の世界を人形で 表現しようといった企画でした。 最終的にアニエス・ベー2店舗での展覧会、飛鳥新社の協力も得て人形写真集 「エコール」の出版、と、企画は最初より大きく膨らみました。 映画の設定に合わせてロケをしたり、セットや小道具を作ったり、 映画の宣伝のため、すべてこちらの自由な表現で、とはいかなかったのですが、 以前からやりたかった、「人形を使った寓話の世界」が実現しました。 火を使った写真、以前にも自分の作品で撮影していますが、 可愛い花火の写真、エコールのストーリーから離れた写真だったので ボツになりかけたのですが・・・ お気に入りの1カットです。 人形写真も時々紹介していきます。 撮影の裏話など・・・
by pygmaliondoll
| 2009-01-17 01:11
| 人形写真
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