球体関節人形 DOLL SPACE PYGMALION

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2015年 03月 15日

雛人形

三人官女、内一人はお歯黒で眉なしの年長者、
雛人形にも約束事があるのですね。
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五人囃子
謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓、能のお囃子を奏でる五人の楽人。
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雛人形の仕丁、従者3人のことですがそれぞれに表情があります。
草鞋を履いてる!
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# by pygmaliondoll | 2015-03-15 05:45 | 人形写真
2015年 03月 12日

平田郷陽の三つ折れ人形

平田郷陽作・片岡仁左衛門
当時、平田郷陽はこの人形を三つ折れ人形として作ったのかな・・・


略歴によると、平田郷陽は生き人形師安本亀八(二代、三代)に師事していた父について13歳で人形制作の修行に入ったそうです。この時代に長男で家業を継ぐ二代目としては当たり前のことであろうと思いますが、人形師としての英才教育を受けていたといえます。
21歳(大正13年)の時には父を病で失い二代目を襲名、人形制作で一家八人を養うことになったそうです!
人形制作で一家8人を養うのは大変で、人形に関する仕事は何でもこなしたようです。
当時すでに生き人形興行は衰退し、生き人形は博覧会や百貨店に展示されるマネキン人形となっていました。
22歳の時には女優岡田嘉子の似顔人形制作、
24歳、昭和2年には答礼人形の制作
25歳、京都に滞在し女優の似顔人形を制作、博覧会用のマネキン人形も手掛ける。
28歳の昭和6年1月には代表作の「粧ひ」が完成します。



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片岡仁左衛門が作られたのが大正末~昭和初期となっています。
この頃、平田郷陽は女優の似顔人形やマネキン人形を多く制作しています。
歌舞伎役者の似姿を作るのは自然なことであったと思います。
関節構造は球体関節で、ヨーロッパのビスクドールや絵画のデッサン用人形から影響を受けたのだと思います。
膝や足首の曲り方をみると正座できるようになっているようです、
この時代に球体関節人形という名称はなかったと思いますし、
日本の人形の流れを考慮すると三つ折れ人形として作られたのではないかと思います。

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# by pygmaliondoll | 2015-03-12 17:13 | 人形写真
2015年 02月 12日

『中川多理✦人形展 イヴの肋骨+花迷宮~十二花芯の少女たち』





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『中川多理✦人形展 イヴの肋骨+花迷宮~十二花芯の少女たち』2015年2月6日[金]〜3月2日[月]会場:parabolica-bis http://www.yaso-peyotl.com/archives/2015/02/tari_doll.html …
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# by pygmaliondoll | 2015-02-12 13:53 | 人形展情報 | Trackback
2015年 01月 23日

noir

コヤヒロカ+日野まき ふたり展
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# by pygmaliondoll | 2015-01-23 15:54 | 展覧会情報 | Trackback
2015年 01月 22日

春への饗宴~八裕沙の世界~

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# by pygmaliondoll | 2015-01-22 15:26 | 人形展情報 | Trackback
2015年 01月 14日

三折人形3

こちらの三つ折れ人形も張り子でできていました。
おそらく明治時代に作られた三つ折れ人形だと思います。
前の江戸三つ折れとの構造的な違いは、
首が独立しています、
胴体がくりぬかれて泣き笛が収められています、
腰と大腿部が繋がっています。

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首が単独のパーツになっていて、うなずき、回転がスムースです。
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腰と腿が一体になっているのはなぜだろう?
座らせるうえで腿が広がらないで真っ直ぐに座る、ってところかな?
腰との接合部、腹部の穴は動きを良くするために、長円形に開けられています。
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なんとなく、関節周りの処理に合理性を感じます。
大正時代の人形で、ビスクドールの関節をコピーしたような、
桐塑、胡粉仕上げの球体関節市松人形とでもいうような人形を見たことがあります。
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通常の古い市松人形にはこのような泣き笛が胴体に仕込まれています。
鞴(ふいご)の部分は板と和紙、スプリング部は竹、笛は竹筒に竹のリード、
当たり前ですがすべて手作りです、
この鞴(ふいご)笛だけ作るのも今では一苦労ですね。



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どの人形にもその人形を作る職人さんの工夫があるようです。
時代とともに変化します。
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# by pygmaliondoll | 2015-01-14 16:45 | 人形写真
2015年 01月 12日

三折人形2

江戸三つ折れ、と呼ばれる三折人形です。
素材は張り子(和紙)に胡粉を塗リ重ねて作られています、

日本髪を結ってお口に笹色紅で化粧された、江戸時代の三折人形です。

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体の構造ですが、足首、膝、股関節、腰、首、が可動する構造です、
肘から手先までは繋がったパーツで、上腕部は縮緬で肩に繋がれています。
関節接合部に穴があり、鯨のヒゲを通して接合されていました。

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同じタイプの江戸三つ折れですが、こちらの人形は髪が落ちてしまっています。
上の写真の人形より大きめで、こちらの人形の方が体がしっかり出来ていて、
安定して動き、座りも良かったと記憶しています。

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構造はこちらの写真が解りやすいと思います。
頭は首からお腹の下部へ紐で繋がれています。

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足の接合部には鯨のヒゲが使われていて、
穴に通して両端を潰して抜けないようにしてあります。

アンティック・ビスクドールの球体関節と比較すると
ゆるい構造で、手に持った時に自然にカクッと動いたり、
膝の動きが正座にこだわった作りになっていたり、
そのあたりが実に日本的だな~と感じます。

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# by pygmaliondoll | 2015-01-12 10:34 | 人形写真
2015年 01月 08日

 安本亀八

松本喜三郎と同じ時代に生き、喜三郎のライバルと見られていた生き人形師が安本亀八です。
仏師の家系に生まれ、その道を志しますが、明治維新後の廃仏毀釈運動により仏師の仕事はなく、
人形細工師として身を立てます、
亀八は安政年間「1854~1860」大阪に渡って大和や河内などを巡遊しながら神社仏閣の彫刻などを手掛けています。
三重県にもかかわりがあり、名張市に断続的に滞在し、地元の有力者たちの肖像彫刻を残しています。

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明治初年から本格的な生き人形興行に乗り出し成功をおさめます。
亀八の生き人形代表作が明治23年制作の相撲人形「野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)」です。
《相撲生き人形-野見宿禰と当麻蹶速》は、明治23年(1890)に初代安本亀八が当初、第三回内国勧業博覧会に出品するために制作しましたが、完成が遅れ、後に浅草寺の境内に展示されていたところ、その出来栄えに感動したアメリカ人収集家フレデリック・スターンが購入し、デトロイト美術研究所に寄贈された、現存作品としては、亀八の最大級にして、最も優れた生き人形作品のひとつです。 平成17年に熊本市現代美術館がデトロイト美術研究所より購入しました。

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長男が二代目、三男が三代目亀八を襲名一時期三人で生き人形を制作していた時期もあったようです。
三代目安本亀八は大正の頃世田谷三軒茶屋に工房を構え各国の万国博覧会に出品された風俗人形や菊人形、上流階級の贈呈用人形などを制作します。

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またデパートのマネキン人形も多く制作しています。
伊勢丹、白木屋、松屋などから注文を受けます、
なかでも銀座松屋との関係は深く大正14年の開店記念ディスプレイには歌舞伎役者、女優、芸者など100体近い人形を制作、
松屋はその後も陸軍展、結婚風俗展、日本舞踊展、などの催しを相次ぎ開催し、さらに100体近い人形の制作を亀八に依頼します。
生き人形は百貨店と出会うことによって木戸銭をとって見せる、見世物人形からマネキン人形へとその役割を変えていきました。
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# by pygmaliondoll | 2015-01-08 14:00 | 人形回想録
2015年 01月 08日

三折人形 1

日本人形の中でも人形愛好家に好まれているのは、いわゆる市松人形だと思います、
なかでも裸体にして正座のできるように作られた人形が三折人形です。
30年ほど前ですが人形店から修理を依頼された時に資料として撮った写真です。
三折人形にも素材や仕組みにいくつかの違いがあります、
こちらは木彫の丸太三折といわれるタイプです。
人形の作り、着物の仕立など、非常に良くできた極上品でした。
デコッパチ、オカメ顔で愛嬌があって可愛いですね!!


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このタイプの三折人形をしっかり座らせるには、
お尻の下に枕をあてたり、足首を回転させて指先でお尻を支えるようにします。
同じような構造で桐粉で作られた三折人形もありますが、
木彫りということは一点ものということですね。

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# by pygmaliondoll | 2015-01-08 12:22 | 人形写真
2015年 01月 01日

HAPPY NEW YEAR 2015


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昨年はホビージャパン誌に連載していました中級者向けの技法を
みなさんの支持、ご協力があって「吉田式Ⅱ 球体関節人形制作指導書 」として出版することができました。
ほんとうにありがとうございました。
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いつもピグマリオンメンバー皆さんの頑張りにパワーをいただいています、
今年もガンバッテそれぞれの思いを人形にしていきましょう。
そして、みなさんと一緒に人形を楽しみたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします!
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# by pygmaliondoll | 2015-01-01 15:40 | 教室情報